墓塚の祟
墓塚の祟
ぼつかのたたり
墓塚に対して不敬の行為があったり、みだりに改修、移転したり、禁忌とされていることをした場合などに、その祟りを受けること。
代々病人の絶え間がないとか、変死者が出るとか、身障者、精神異常者が出るとか、その結果が個人に終らず、子孫に及ぶのが特徴的。
墓の向き、石の種類、形等について、はては法名の文字にまで、いろいろな説をたて「墓相学」などと称している。
ただし、いたずらに恐怖心をあおりたてる迷信的なものや、商魂と結びついたものなどがあり、仏家は「墓」に対して確固たる見識をもって事に当る必要がある。
開眼、抜魂の作法、供養等についても、十分の意をはらわねばならない。
なお墓に霊魂があるのか、ないのかという問いに対して『法華験家訓蒙』は『灌頂経』の説をあげ、亡くなった人の生前の業の如何、遺族等の追善供養の仕方などによって、墓下の霊魂の有無がきまるので、「有無不定ナリ」としている。