埴谷重継
埴谷重継
はにやしげつぐ
(生没年未詳) 下総(千葉県)埴谷の地の豪族。
埴谷左近将監とも称し、のち入道して法義日継と号す。
日国・日親の父。
しかし日親の書いた『埴谷抄』に、法義日継と日親が「父子の契約を遂げ」とあることからすると、実子ではなかったろう。
重継は中山法華経寺第三世日祐に帰依し、邸内に持仏堂を作り、康安元年(一三六一)七月五日、日祐よりこの堂のための曼荼羅本尊(現妙宣寺蔵)を授けられている。
のち明徳元年(一三九〇)重継は妙宣寺を建立し、法宣院日貞の弟子であった日英を開山と定めて、中山第四世日尊を導師に招き、開堂供養を執行している。
かくの如く重継と中山との関係は厚く、応永一七年(一四一〇)三月二日には、日蓮聖人自筆の『十章抄』、金沢武蔵守(貞顕)自筆の『金泥法華経』を中山法華経寺に寄進していることなどもしられる。