りしょう #854
りしょう
利益衆生の略。 衆生を利益すること。 人々を救うこと。 『撰時抄』には「真言宗已前の木画の像は或は行き、或は説法し、或は御物語あり。印真言をもて仏を供養せしよりこのかた利生もかたがた失たるなり」(定一〇四四頁)とあり、真言宗以前の木像画像は歩いたり、説法したり、物を言ったりしたそうであるが、印や真言をもって仏像の開眼をするようになって以来、利生が無くなったと説かれている。 《『遺文辞典』歴史篇「利生・利精」の項》
← 事典トップ