六或示現
六或示現
ろくわくじげん
法華経如来寿量品の「或は己身を説き、或は他身を説き、或は己身を示し、或は他身を示し、或は己事を示し、或は他事を示す」(或は仏の身を説き、或は仏以外の身を説き仏の身を示し、或は仏以外の身を示し或は仏の事を示し、或は仏以外の事を示す)という文に六つの或があることをさし、釈尊が衆生救済のために種々の形声を示すことをいう如来が衆生にはたらきかける自由自在な力、神通力、如来の慈悲の力。
『観心本尊抄』に「経に云く、或は己身を説き、或は他身を説く等云々。即ち仏界所具の十界なり」(定七〇五頁)とあり、仏界に具わるところの十界の文証としてあげられている。
《『遺文辞典』教学篇「或説己身或説他身(わくせつこしんわせつたしん)」の項》