黒谷上人語燈録
黒谷上人語燈録
くろだにしょうにんごとうろく
望西楼了慧道光編纂。
一八巻。
法然滅後六二年の文永一一-二年(一二七四-七五)成立。
『浄土宗全書』第九巻所収。
本書は道光が法然の遺文、法語、消息等を二〇有余年かけて蒐集し纂輯したもの。
漢文体のものと和文体のものとに分けられており、前者を『漢語燈録』(一〇巻一七章)、後者を『和語燈録』(五巻二四章)という。
この他に『拾遺黒谷上人語燈録』(三巻中漢語一巻三章、和語二巻八章)がある。
総じて一八巻五二章となる。
書名の由来について『漢語燈録』序に「(略)集メテ以テ亀鏡ニ備ヘント欲ス。
(略)コレ実ニ行者ノ心行ヲ照ラス大明燈ナリ。
因ッテ名ヅケテ語燈録ト日フ」とある。
法然の真蹟がほとんど残っていない浄土宗門にあって、この書は研究の要書として大変重んぜられる。
《『国史大辞典』四巻「黒谷上人語燈録」の項》