調声
調声
ちょうせい
二つの意味に用いられている。なお、ちょうしょう とも読む。
(1)千部読誦会など一部経を早読みする法会に於て、木鉦をもつて全体をリードする役の人をさしていう。
(2)法華懺法に於ける導師のことをいう。
法華懺法という法要は、本来、自行の法要であるから慶祝、追善等の法要と異なり、何程多人数であろうとも、各人が御本尊に対して懺悔する主体であるから「導師」はいないのであるが、それでは法要として成り立たないので、調声(リーダ)をたてて懺法を修するということから、法華懺法の主唱者を調声という。
なお、石川県金沢市内寺院伝統の「宝塔懺法」では、「香華師」と呼んでいるが、これは禅家の影響によるものと思われる。