妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

一天四海皆帰妙法

いってんしかいかいきみょうほう #39

一天四海皆帰妙法

いってんしかいかいきみょうほう

全世界が悉く法華の妙法に帰依すること。日蓮聖人および門下団の主張・目標である妙法世界広布の目的を示す標語。
「一四海」とは、須弥山とそれを囲む四洲をさす。 ち東方の弗婆提(勝身洲)、西方の瞿耶尼(牛貨洲)、南方の閻浮提(瞻部洲)、北方の欝単越(瞿廬洲)の四洲で、我々は南方の閻浮提に住む。
須弥山の下は金輪、水輪、風輪の順に重なり、一世界の中心をなす高山で香木が繁り、中腹の四方に四天王、頂上に帝釈天を主とする三十三天宮殿があり、日月は山の中腹を回る。 この山の麓を九山八海が交互に囲む。 中心から須弥山、持双山、持軸山、擔木山、善見山、馬耳山、障礙山、持地山、小鉄囲山の順に並び、中央の須弥山より第八の持地山の各山のにはそれぞれ香水海があり、この七を内海といい、持地山と小鉄囲山とのには大鹹水海があり、これを外海といい合計して八海とする。 この大鹹水海に四洲がある。
我々が住んでいる南の閻浮提は、北が広く南が狭い逆三角形で、一本の大樹「閻浮」からその名が付いた。 往古のインド人が、ヒマラヤ山を須弥山に、インドの国土を南閻浮提に擬したものと思われる。
後には、中、日本等すべて閻浮提の一分とする。 ち全世界を意味する。
《『日蓮辞典』「一四海」の項》

← 事典トップ