妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

折伏の日蓮

しゃくぶくのにちれん #2254

折伏の日蓮

しゃくぶくのにちれん

劇の創立者・沢田正二郎の書いた戯曲。一幕物。
関東大震災後、荒廃した人心を奮起させることを意図し、大正一三年(一九二四)一月一日-一六日に浅草公園劇場の焼跡に大幕を張って上演した。
沢田正二郎が日蓮聖人に扮し、久松喜代子が四条金吾の妻をつとめた。
同年二月発行の『アサヒグラフ』臨増刊演芸号にその場面が掲載されている。
英雄僧としての日蓮聖人を写し出し、謗法邪宗の者を痛快に指弾してゆく“強さ”を前面に押し立てることによって、自らの気概と抱負を日蓮聖人になりきって表現しようとした。
この折、菊池寛の『震災余譚』、行友李風の『定忠治』が上演され、いずれも大成功をおさめ、これ以後も八王子、甲府などを興行し、翌二月に大阪の浪花座でも『折伏の日蓮』を上演した。

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