御書略註
御書略註
ごしょりゃくちゅう
一巻。
境達院日順(-一八五四)述。
嘉永元年(一八四八)撰述。
『宗全』「史伝旧記部」所収。
本書は玉沢妙法華寺三三世境持院日通の『御書問答證議論』一〇巻を、日順が抜萃和訳したものと推定されている(『宗全』解題)。
内容はまず「宗祖継図之事」と標示して、日蓮聖人の家系の考証から始まり遊学に関する事蹟を述べ、次に「建長三年弁成法印改衣事」以下、年代順に立教開宗から入滅に至るまでの事蹟を、日蓮聖人遺文を抽出編集して詳しく叙述し、更に日蓮聖人滅後「康永元年像師入寂等事」に至るまでの初期日蓮宗教団の動向を詳述している。
《『日蓮聖人と弟子檀那もう一つの伝承説』『法華学報』別冊特集二号》