妙海寺(静岡県沼津市)
妙海寺(静岡県沼津市)
みょうかいじ
静岡県沼津市に所在。
竜王山と号す。
開山は但馬阿闍梨日実(-一三一四)。
『本化別頭仏祖統紀』によれば、建長二年(一二五〇)暮れ、日蓮聖人は沼津の地に滞在し里人を教化していた。
翌年正月一日から七日まで聖人は沼津の浜に小壇を築き八大竜王を勧請し、後五百歳広宣流布の大願を祈り、その守護を願った。
八日になって竜神波間に光を発しその願いに応じて聖人を賛嘆したという。
寺伝には「正嘉二年岩本閲蔵の途次」としている。
後に中老日実がこの古跡に庵を結んでいたが、檀越山本弥三郎夫婦の請いにより堂を構えて、八大竜王万年守護山妙法蓮華虚空海会寺と称した。
今は略して竜王山妙海寺と号す。
毎年正月八日になると必ず竜神の光が現れ、里人この現象を八日灯と呼んだ。
今日八日堂法会を修してその縁由を伝えている。