ほうおんじ
和歌山市に所在。
白雲山と号す。
日蓮宗由緒寺院の一。
寛文六年(一六六六)正月、紀州藩祖徳川頼宣夫人瑤林院(加藤清正息女)没するや南吹上要行寺に葬したが、同九年頼宣の子光貞幕府に請い追福のため要行寺の地を収め新たに当寺を創建し瑤林院の冥福にあて、大僧都日順を開山となし寺領二五〇石を寄せた。
瑤林院をはじめ紀州家一族藩士の霊を篤く祀り歴代の菩提所となすにいたる。
元禄一一年(一六九八)日永、上総(千葉県)藻原寺より移り第二世を、享保三年(一七一八)日信が第三世、同九年日泰が江戸平河山法恩寺より移り第四世となるなど、歴代高僧住持をなし寺門栄え禁中参内を許された。