龍華伝
龍華伝
りゅうげでん
一巻、草山元政(一六二三-六八)著。
正式な書名は『龍華歴代師承伝』。
正本は深草瑞光寺蔵。
元政が明暦元年(一六五五)に著した日像から師資相承の妙顕寺暦世代々諸上人の伝記集。
万治元年(一六五八)に刊行され、その年新たに増補改訂され、妙顕寺への綸旨御教書の写しを載せて『龍華歴代師承伝抄』が作られている。
「龍華」とは、妙顕寺を龍華院と号したことより日像の呼称となり、また妙顕寺並びに四条門流を指すようになっている。
元政も龍華の出であり、彼はこの書に龍華承統図を表し、日像伝を詳述し、大覚・朗源・日霽・月明・日具・日芳・日廣・日教・日堯・日紹・日衍・日鐃の略伝を叙述した。
版本の影印が『草山拾遺』上巻(本満寺発)に収録。