きょくろく
法要に際して導師の用いる椅子の名称で、もと西域の椅子の俗称であるといい、圓椅(えんい)、交椅(こうい)とも呼んだ。
禅家で多く用いられ、本来は石畳の禅堂の具であるから、畳敷の道場には適切ではないが、便宜的に用いることがある。
床面は皮張り、足下にあたる部分には、沓をのせる踏み台がついており、朱、黒、梨地などの漆塗りが多い。
なお、折りたたみ様のものは、持ち運びに便利のために考案されたもので、本宗寺院で使っているのは、大半がこの様式のものである。
腰かける際の要領としては、浅く腰かけて、背すじを伸し、肘を軽く張ることである。