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愚管抄

ぐかんしょう #2203

愚管抄

ぐかんしょう

慈円(慈鎮=一一五五-一二二五)著。
六巻本に別記一巻が付され全七巻の仮名書きの書である。
成立年代は承久二年(一二二〇)説が有力であるが、対告衆・執筆の意図と関わりを持つため、承久の乱(承久三)をはさんで前後の二説がある。
本書の内容は一-二巻に和漢年代記、三-六巻は神武より順徳に至る日本歴史、七巻には著者の歴史観が述べられている。
歴史的実を「必然の道理」の現れと見、一貫した日本史把握を試みた書として注目されている。
承久二年成立説に基づけば、この歴史観の裏には後鳥羽上皇の鎌倉幕府に対するクーデター回避の意図があるとされる。
史大系』第一四巻、『史籍集覧』第二巻等に収録。
《『史大辞典』四巻「愚管抄」の項》

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