妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

御牧

みまき #2123

御牧

みまき

古代の朝延の直轄の牧場。
左右馬寮の所管で甲斐(山梨県)・武蔵(東京都)・信濃(長野県)・上野(群馬県)などにあった官牧。
日蓮聖人の遺文には「甲州飯野御牧波木井の郷の内、身延」(定一三一二頁)の一文が見え、聖人が入山した身延山が、当時、甲斐国飯野御牧、波木井郷内にあったことが示されているが、ここにいう御牧は官牧ではなく、中世の新興牧場で、南部氏によっておこされた私牧である。
因みに南部氏は新羅三郎義光の曽孫・加賀美次郎遠光の三男の三郎光行が甲斐南部に住し、南部を称したのに始まる。
聖人檀越で、波木井に館した実長は、初祖光行の三男に当る。
《『遺文辞典』歴史篇「御牧」の項》

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