当家九字の祈祷
当家九字の祈祷
とうけくじのきとう
当家において祈祷修法する場合は、腕・手・指・木剣(数珠と共)・揚技木剣(数珠をつけない)・数珠・打竹等をもって法華経中にある九字の経句、例えば「妙法蓮華経序品第一」のような句を唱えて病者等を祈祷することである。
いわゆる「妙法蓮華経の九字」の中にある仏力と法力の二つは「妙法経力」となり、この九字を唱える修法師の信行力に加被して、これを信受した病者にこの九字の妙力が発動し、当病平癒の祈願が成就されるのである。
九字には色々の種類があり、打つ点によって、払九字・留九字・十字九字・篭目九字等と呼ばれている。
応病与薬的に勘文あるいは祈祷肝文に合せてそれぞれの九字を用いる。
例えば開眼の場合は開眼の勘文を唱えて開眼九字を、また小児虫封じ加持には切込み九字の祈祷肝文を虫封じの九字に変えて修法することなどである。
また当宗修法九字の内に「当家九字護身法口決」という秘法があり、その咒句(経句)は三二字で九字ではないが、篭目九字と同様な九字で行者修法護身のための九字である。