広略要
広略要
こうりゃくよう
「広」とは法華経一部の受持、「略」とは方便品寿量品等の特定の品の受持、「要」とは題目の受持の意。
日蓮聖人は法華経に仏教の帰趨を見出し法華経の肝要・南無妙法蓮華経を受持された。
それを広略を捨て要を取るという。
「一部八巻二十八品を受持読誦し随喜護持等するは広也。
方便品・寿量品等を受持し乃至護持するは略也。
但一四句偈乃至題目計りをとなうる者を護持するは要也。
広・略・要の中には題目は要の内なり」(定三九四-五頁)「日蓮は広略を捨てて肝要を好む」(定八一六頁)、また「法華経の中にも広を捨てて略を取り、略を捨てて要を取る。
所謂妙法蓮華経の五宇」(定九〇二頁)などと要法の南無妙法蓮華経を詮顕された。
《『遺文辞典』教学篇「広略要」の項》