十二鬼女
十二鬼女
じゅうにきじょ
『囉嚩拏経(らばなきよう)』に出ている。
子供が出生より一二歳に至る迄は、精神力が微弱のために鬼魅に煩らわされやすい。
特に十二鬼女は、世間に遊行して著するための機を窺っている。
子供の睡眠中や一人歩きのときや独り居の時に、種々の恐ろしい相を現じ、子供が驚愕のあまり失心している間にその精気を奪い、病気にかかり死に至らしめる。
ただしこの十二鬼女は皆祭祀される事を求めて、その子供に著するのだという。
十二鬼女を分別して、(1)麻多利南那鬼 (2)蘇南那鬼 (3)利縛帝鬼 (4)莫伽満爾加鬼 (5)毘拏隷伽鬼 (6)摂苦爾鬼 (7)富多那鬼 (8)須濕伽鬼 (9)阿梨耶伽鬼 (10)繕婆加鬼 (11)憑攝加鬼 (12)束健陀鬼 と称する。