妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

金神

こんじん #5034

金神

こんじん

陰陽道で祭る方位神。
金気の精といわれ、万物を枯死させるので、金神の遊行する方向は大凶方なりという。
また巨旦鬼王の精魂で、七魄遊行して人物を殺し、金神七殺ともいわれる。
金神の遊行する方位は殺伐の凶方となるので、特に普請造作移転旅行婚礼等に用いず、その遊行日をあげれば、

金神平素遊行日=甲寅(きのえとら)の日より五日は南に、丙寅(ひのえとら)の日より五日は西に、戊寅(つちのえとら)日より五日は中央、庚寅(かのえとら)の日より五日は北に、壬寅(みずのえとら)の日より五日は東に。

金神四季遊行日=春―乙卯(きのとう)の日より五日東に、夏―丙午(ひのえうま)の日より五日南に、秋―辛酉(かのえとり)の日より五日西に、冬―癸子(みずのとね)の日より五日北に。

但し土用中を除き、春三ヵ月は丑日、夏三ヵ月は申日、秋三ヵ月は未日、冬三ヵ月は酉日は金神の障りなしとする。
修験故事便覧』によれば、ある説として、猿田彦大神庚申を司るとしている。 この説は中世に至り道祖神と結びつけられたものである。 また、庚(かのえ)は五行の中には金、申も十二支中には金に当るので、金と金と尅する日なる故に慎しむべしとあるが、強引附会の説なりとしている。
《『史大辞典』六巻「金神」の項》

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