妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

寿量讃

じゅりょうさん #1855

寿量讃

じゅりょうさん

幸田露伴が法華経如来寿量品の経文の一節について詠んだ歌。 合計二〇句。
たとえば「常懐悲感心遂醒悟」の一節は「月寒し我が影の地にしみ入って」と詠じている。
ほかに「月よ梅よ春やむかしの古築土」「春風や巣に居る鷺のむく毛にも」「風の音や汐に流るる萩の声」「そのままの去歳をことしの冬野哉」「月花を過して古りぬ松の風」「長き夜を寝あくと貧の傲りかな」「しら梅に明星照るや雪の後」等の句がある。
《『蝸牛庵歌文』(『中央公論昭和三〇年)、山上ゝ泉『日本文学と法華経』》

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