妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

西山殿後家尼御前御返事西山殿御返事

第二巻 定本番号 20422 弘安4(1281) 分類: その他

祖寿: 60 著作地: 身延 写本: 日興筆富士大石寺蔵

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    422   西山殿後家尼御前御返事
日蓮はわるき者にて候へども、法華経はいかでかおろかにおはすべき。ふくろはくさけれどもつゝめる金はきよし。池はきたなけれどもはちすはしやうじよう(清浄)也。日蓮は日本第一のえせ(仮)もの也。法華経は一切経にすぐれ給へる経也。心あらん人金をとらんとおぼさば、ふくろをすつる事なかれ。蓮をあい(愛)せば池をにくむ事なかれ。わるくて仏になりたらば、法華経の力あらはるべし。よつて臨終わるくば法華経の名をりなん。さるにては日蓮はわるくてもわるかるべし、わるかるべし。恐恐謹言。   月  日   日蓮  花押   御返事