妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

南條殿御返事

第二巻 定本番号 20391 弘安3(1280) 分類: 真蹟断片現存

祖寿: 59 著作地: 身延 真蹟: 京都本満寺断片 

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    391   南條殿御返事
〓鵄一だ(駄)  牙二石・故五郎殿百ケ日等[云云]。法華経の第七云川流江河諸水之中海為第一。此法華経亦復如是等[云云]。此経文は法華経をば大海に譬へられて候。大海と申はふかき事八万四千由句、広こと又かくのごとし。此大海の中にはなになにのすみ候と申候へば、阿修羅王О凡夫にてをはせし時、不妄語戒を持て、まなこをぬかれ、かわをはがれ、しゝむらをやぶられ、血をすはれ、骨かれ、子を殺れ、め(妻)をうばわれ、なんどせしかども無量劫が間一度もそら事なくして其功に依て仏となり給て候が、無一不成仏と申て南無妙法蓮華経と只一度申せる人一人として仏にならざるはなしととかせ給て候。釈迦一仏の仰なりとも疑べきにあらざるに、十方の仏の御前にてなにのへんぱにかそら事をばせさせ給べき。其上釈迦仏と十方の仏同時に舌を大梵天に