妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

妙心尼御前御返事

第二巻 定本番号 20192 建治1(1275) 分類: その他

祖寿: 54 著作地: 身延 写本: 日興筆 富士大石寺蔵

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    192   妙心尼御前御返事
すずの御志送給候了。をさなき人の御ために御まほり(守)さづけまいらせ候。この御まほりは、法華経のうちのかんじん、一切経のげんもく(眼目)にて候。たとへば、天には日月、地には大王、人には心、たからの中には如意宝珠のたま、いえにははしらのやうなる事にて候。このまんだら(曼荼羅)を身にたもちぬれば、王を武士のまほるがごとく、子ををやのあいするがごとく、いを(魚)の水をたのむがごとく、草木のあめをねがうがごとく、とりの木をたのむがごとく、一切の仏神等のあつまりまほり、昼夜にかげのごとくまほらせ給法にて候。よくよく御信用あるべし。あなかしこあなかしこ。恐恐謹言。  八月二十五日   日蓮  [花押]  妙心尼御前御返事