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法華説相図銅板

ほっけせっそうずどうばん #3891

法華説相図銅板

ほっけせっそうずどうばん

奈良県長谷寺蔵、銅板法華説相図。
多宝塔ともいう。
この銅板は法華経見宝塔品に説かれる多宝塔涌出の経説を表したもので、ほぼ方形の銅板に半肉に鋳出した中心部分と、銅板を打出した千の部分とからなる。
銅板の中央には経説の主題である六角三重の多宝塔を配し両側に五、上方に千、下方左右に力士形(向って右は後補)を表している。
宝塔の下方には造立銘が刻まれており、飛鳥清御原の大宮に下を治める皇(皇)の寿福を祈るため弘福寺の僧道明が諸人の協力を得て降婁(戌)漆菟(七月)の年に造立し、豊山(長谷寺)に納めたことを記している。
戌の年については皇一三年(六八六)丙戌にあてられるが、文武皇二年(六九八)説もある。
いずれにしても法華経の内容を図出したわが最古の遺品である。

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