にちれんき #3024
にちれんき
浄瑠璃。 日蓮聖人の伝記をまとめたもので、小松原や竜口法難から、その死に至るまでの一代を叙述した作品。 仏力、法力を説いた信仰本位の内容で、まだ劇的趣向にも乏しく、単なる宗教的宣伝の域を出ないが、以後の高僧伝や日蓮記物の先駆的役割を果した作品といえる。 この古浄瑠璃の正本は承応三年(一六五四)四月に刊行され、現存する日蓮記物の正本としては最も古く、作者も太夫名も不明だが、版元名として京都の二条通丁字屋喜右衛門と記されている。
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