妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

中興政所女房御返事

全集 第7巻 2段 定本: #20244(定本の該当ページへ)

書下し

中興政所女房御返事なかおきのまんどころにようぼうごへんじ


[1](前欠)御ぜんは偕老同穴*かいろうどうけつのちぎりあり。松さかへば藤さかへ、しば(芝)はなさかばらむ(蘭)このみなりなん。
[2]<日>卯月十二日
[3]<人>日 蓮<花押>花押
[4]<先>なかをきの政所女房御返事
現代語訳

中興政所女房御返事


建治三年(一二七七)四月一二日、五六歳、於身延、和文、定一三〇一頁。

[1](前欠)はあなた、友白髪ともしらがまで夫婦仲よく過ごそうとのお約束をなさっています。世の言い伝えにも、松が勢いよく成長すればそれにかかっている藤ものびのびと育ち、芝が花をつけるほど元気だと同類の蘭はそれに応じて必ず実をつけるものだとあります。あなたもそのようでいらっしゃいますように。
[2]<日>四月十二日
[3]<人>日 蓮 <花押>花押
[4]<先>中興の政所女房御返事