妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

西山殿御返事

全集 第7巻 2段 定本: #20238(定本の該当ページへ)

書下し

西山殿御返事にしやまどのごへんじ


[1]としごろ後生をぼしめして、御心ざしをはすれば、名ばかり申し候ふ。同行どもにあらあらきこしめすべし。やすき事なれば智の入る事にあらず。智の入る事にあらず。恐恐。
[2]<日>一月廿三日
[3]<人>日 蓮御判
[4]<先>西山殿御返事
現代語訳

西山殿御返事


建治三年(一二七七)一月二三日、五六歳、於身延、和文、定一二九一頁。

[1]年来、後生が安らかであるようにとお思いになって、仏道を求めるお心がおありですから、このたび法門の名目だけを申し上げます。内容については、同行の人たちに概略お聞きになってください。むずかしいことではないので、とくに学問をしなければならないというわけではありません。あまり緊張しすぎないようにしてお習いください。恐々。
[2]<日>一月二十三日
[3]<人>日 蓮御判
[4]<先>西山殿御返事