妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

白米和布御書

全集 第6巻 2段 定本: #20204(定本の該当ページへ)

書下し

白米和布御書はくまいわかめごしよ


[1]白米五升、和布わかめ一連おわんぬ。
[2]阿育*あいく大王は昔得勝とくしよう童子なり。沙のもちいをもつて仏に供養して一閻浮提いちえんぶだいの王となる。今の施主は白米五升をもつて法華経に供養す。あに成仏せざらんや。いかにいわんや飢えたる世をや云云。
[3]乃 時
[4]<人>日 蓮<花押>花押
[5]<先>御返事
現代語訳

白米和布御書


建治元年(一二七五)頃、五四歳、あるいは文永七年(一二七〇)、対告不明、原漢文、定一一三二頁。

[1]白米五升と和布一連の御供養を拝受いたしました。
[2]得勝童子は砂で作ったを仏に供養した功徳によって、一閻浮提の王である阿育大王として生まれ変わった。今の施主は白米五升をもって法華経に供養なされたのであるから、どうして成仏しないことがあろうか。まして飢渇の多い今の時代における供養であるから、なおさら成仏は確実なことである。
[3]その時すぐに
[4]<人>日 蓮 <花押>花押
[5]<先>御返事