妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

兵衛志殿御返事

全集 第6巻 2段 定本: #20296(定本の該当ページへ)

書下し

兵衛志殿御返事ひようえさかんどのごへんじ


[1]みそをけひとつ給び了んぬ。
[2]はらのけ(下痢)はゑもん殿の御薬になをりて候。又このみそをなめて、いよ心ちなをり候ぬ。
[3]あはれ、今年つゝがなき事をこそ、法華経に申し上げまいらせ候へ。恐々謹言。
[4]<日>六月二十六日
[5]<人>日 蓮<花押>花押
[6]<先>衛志殿御返事
現代語訳

兵衛志殿御返事


弘安元年(一二七八)六月二六日、五七歳、於身延、池上兵衛志宛、和文、定一五二五頁。

[1]一桶、ありがたく拝受いたしました。
[2]私の下痢は四条金吾殿が調合されたお薬で治りました。そこへまた、このたび貴殿から頂戴した味をなめて、ますます快くなりました。
[3]どうかくれぐれも、この一年、貴殿ご一家が無事であられるようにと、法華経の御宝前に祈念申し上げます。つつしんで申し上げました。
[4]<日>六月二十六日
[5]<人>日 蓮 <花押>花押
[6]<先>兵衛志殿御返事