妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

富木殿御消息

全集 第6巻 2段 定本: #67(定本の該当ページへ)

書下し

富木殿御消息ときどのごしようそく


[1]大師講だいしこうの事。今月は明性房みようしようぼうにて候が、此の月はさしあい候。余人の中、せん(為)と候人候はば、申させ給へと候。貴辺如何いかんおおせをこうむり候はん。又御指合おさしあいにて候わば、他処へ申すべく候。恐々謹言。
[2]<日>六月七日
[3]<人>日 蓮<花押>花押
[4]<先>木殿
現代語訳

富木殿御消息


文永六年(一二六九)六月七日、四八歳、於鎌倉、和文、定四四〇頁。

[1]大師講の講会を開く件、今月は明性房が当番なのですが、あいにく今月は差しさわりがあるそうです。どなたか代わりに担当して下さる方がおられれば、申し出ていただきたいと言ってきました。あなたはいかがでしょうか。ご都合をお知らせ下さい。もしお差しつかえがあるならば、他の人へ依頼したいと存じます。つつしんで申し上げました。
[2]<日>六月七日
[3]<人>日 蓮 <花押>花押
[4]<先>土木殿