富木殿御消息
書下し
富木殿御消息
[1]大師講の事。今月は明性房にて候が、此の月はさしあい候。余人の中、せん(為)と候人候はば、申させ給へと候。貴辺如何、仰せを蒙り候はん。又御指合にて候わば、他処へ申すべく候。恐々謹言。
[2]<日>六月七日日>
[3]<人>日 蓮<花押>花押花押>人>
[4]<先>土木殿先>
現代語訳
富木殿御消息
文永六年(一二六九)六月七日、四八歳、於鎌倉、和文、定四四〇頁。
[1]大師講の講会を開く件、今月は明性房が当番なのですが、あいにく今月は差しさわりがあるそうです。どなたか代わりに担当して下さる方がおられれば、申し出ていただきたいと言ってきました。あなたはいかがでしょうか。ご都合をお知らせ下さい。もしお差しつかえがあるならば、他の人へ依頼したいと存じます。つつしんで申し上げました。
[2]<日>六月七日日>
[3]<人>日 蓮 <花押>花押花押>人>
[4]<先>土木殿先>