富木殿御返事
書下し
富木殿御返事
[1]よろこびて御とのびと給りて候。ひるはみぐるしう候へば、よるまいり候はんと存じ候。ゆうさりとりのときばかりに給べく候。また御はた(渡)り候て、法門をも御だんぎあるべく候。
[2]<日>十二月九日日>
[3]<人>日 蓮人>
[4]<先>とき殿先>
現代語訳
富木殿御返事
建長五年(一二五三)一二月九日、三二歳、於下総、和文、定一五頁。
[1]貴殿よりお迎えの人をつかわしていただき嬉しく存じます。昼間は人目もうるさいので、夜分にお伺いしたいと存じます。夕刻、酉の時(午後六時頃)に迎えの人をよこしてくだされば幸いです。また当方へもお出で下さい。法門の談義をいたしましょう。
[2]<日>十二月九日日>
[3]<人>日 蓮人>
[4]<先>とき殿先>