妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

老病御書

全集 第5巻 2段 定本: #20417(定本の該当ページへ)

書下し

老病御書ろうびようごしよ


[1](前欠)追申
[2]老病の上、不食ふじき気いまだ心よからざるゆへに、法門なんどもかきつけて申さずして、さてはてん事なげき入て候。又三嶋*みしま左衛門次郎さえもんじろうがもとにて法門伝て候けるが、始中終かきつけて給ひ候はん。其ならずいづくにても候へ、法門を見候へば心のなぐさみ候ぞ。
現代語訳

老病御書


弘安四年(一二八一)一一月頃、六〇歳、於身延、和文、定一八九六頁。

[1](前欠)追って申し上げます。
[2]老病の上、食欲もいまだにありませんので、法門なども書き記して申し上げずに、そのまま死にはててしまうのではないかとかわしく思っています。また、三嶋の左衛門次郎殿のもとに法門書を書き伝えてありますので、その一部始終を書き写して下さい。またどこでも、その法門書を御覧になれば心の慰めになることと思います。