妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

伯耆公御房御消息

第二巻 定本番号 20428 弘安5(1282) 分類: その他

祖寿: 61 著作地: 身延 真蹟: 日朗代筆、正本富士大石寺蔵 

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    428   伯耆公御房御消息
御布施御馬一疋鹿毛令入御見参候了。兼又此経文は二十八字、法華経の七巻薬王品の文にて候。然に聖人の御乳母のひとゝせ(一年)御所労御大事にならせ給い候て、やがて死せ給いて候し時、此経文をあそばし候て、浄水をもつてまいらせさせ給いて候しかば、時をかへずいきかへらせ給いて候経文也。なんでうの七郎次郎時光は身はちいさきものなれども、日蓮に御こゝろざしふかきもの也。たとい定業なりとも今度ばかりえんまわう(閻魔王)たすけさせ給へと御せいぐわん候。明日寅卯辰の刻にしやうじがは(精進河)の水とりよせさせ給い候て、このきやうもん(経文)をはい(灰)にやきて、水一合に入まいらせ候てまいらさせ給べく候。恐恐謹言。   (弘安五年)二月二十五日   日朗  花押   謹上  はわき公御房