妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

上野殿御書

第二巻 定本番号 20406 弘安4(1281) 分類: 真蹟断片現存

祖寿: 60 著作地: 身延 真蹟: 京都妙伝寺断片 

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    406   上野殿御書
字百千万の字あつまて法花経ならせ給て候へば、大海に譬へられて候。又大海の一は江河のと小は同といへども、其義はるかにかわれ。江河の一は但一水也。一雨也。大海の一は四天下の水あつまて一をつくれり。一河の一は一の金のごとし。大海の一は如意宝珠のごとし。一河の一は一のあぢわい、大海の一は五味のあぢわい、江河の一は一の薬也。大海の一は万種の一丸のごとし。南無阿弥陀仏は一河の一、南無妙法蓮華経は大海の一。阿弥陀経は小河の一てい()、法華経の一字は大海の一てい。故五郎殿の十六年が間の罪は江河の一てい、須臾の間の南無妙法蓮華経は大海の一てい等[云云]。夫以花はつぼみさいて菓なる。をやは死て子にになわる。これ次第也。譬へば