妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

大尼御前御返事

第二巻 定本番号 20382 弘安3(1280) 分類: 真蹟断片現存

祖寿: 59 著作地: 身延 真蹟: 京都頂妙寺断片 

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    382   大尼御前御返事
ごくそつ(獄卒)えんま(閻魔)王の長は十丁ばかり、面はす(朱)をさし、眼は日月のごとく、歯はまんぐわのねのやうに、くぶしは大石のごとく、大地は舟を海にうかべたるやうにうごき、声はらい(雷)のごとく、はたはたとなりわたらむには、よも南無妙法蓮華経とはをほせ候はじ。日蓮が弟子にてはをはせず。よくよく内をしたためてをほせをかほり候はん。なづき(頭脳)をわり、み(身)をせめていのりてみ候はん。たださきのいのりとをぼしめせ。これより後はのちの事をよくよく御かため候へ。恐々謹言。   九月二十日   日蓮 [花押]  大尼御前 [御返事]