妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

富木殿御書

第一巻 定本番号 144 文永11(1274) 分類: 真蹟現存(完存orほぼ完存)

祖寿: 53 著作地: 身延 真蹟: 小松原 鏡忍寺 

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    144   富木殿御書
けかち(飢渇)申ばかりなし。米一合もうらず。がし(餓死)しぬべし。此御房たちもみなかへして但一人候べし。このよしを御房たちにもかたらせ給。
十二日さかわ(酒輪)、十三日たけのした(竹ノ下)、十四日くるまがへし(車返)、十五日ををみや(大宮)、十六日なんぶ(南部)、十七日このところ。いまださだまらずといえども、たいし(大旨)はこの山中心中に叶て候へば、しばらくは候はんずらむ。結句は一人になて日本国に流浪すべきみ(身)にて候。又たちとどまるみ(身)ならばけさん(見参)に入候べし。恐々謹言。  十七日   日蓮[花押]  ときどの