妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

衣食御書

全集 第7巻 2段 定本: #20323(定本の該当ページへ)

書下し

衣食御書えじきごしよ


[1]<先>尼御前御返事          <人>日 蓮
[2]鵞目*がもく一貫給ひ候ひ了んぬ。
[3]それ、じき(食)はいろ(色)をまし、ちから(力)をつけ、いのち(命)をのぶ。ころも(衣)はさむ(寒)さをふせぎ、あつさをさえ、はぢ(恥)をかくす。人にものをせ(施)する人は、人のいろをまし、ちからをそえ、いのちをつぐなり。人のためによる(後欠)
現代語訳

衣食御書


弘安元年(一二七八)、五七歳、於身延、和文、定一六一九—一六二〇頁。

[1]<先>尼御前御返事          <人>日 蓮
[2]銭一貫、頂戴いたしました。お礼申し上げます。
[3]そもそも、食物は、血色をよくし、体力をつけ、寿命を延ばします。着衣は、寒さを防ぎ、熱さをしのぎ、身なりを整えます。ですから、他人に衣食を施す人は、相手の血色をよくし、体力をつけ、命を延ばすことになります。人のためによる(後欠)